炎上オブジェは「遊具ではなくアート作品」 何が境界線?

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 幼稚園児の佐伯健仁君(5)がアートイベントの火災で亡くなった痛ましい事故で、改めて浮き彫りになったのが芸術と遊びの融合だ。本来、両者は別物のはずだが、その境界線は、どんどんうやむやになっている。

 イベントで炎上した木製オブジェはジャングルジムのような形状で、見学者が中で遊ぶことができた。それでも、制作者サイドは「遊具ではなくアート作品」と説明する。一体、遊具とアート作品の境界線はどこにあるのか。

 遊具については、国土交通省が14年前に「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」で基本的な考えを示している。それによると、遊具の定義は、「主として子供の利用に供するもので、本体の一部が設置面に固定されているもの」とされ、ブランコ、滑り台のほか、ジャングルジムも含まれている。

 ところが、これは「あくまでも都市公園内に設置される遊具について示したもので、一般的な遊具全般を定義するものではありません」(国土交通省都市局公園緑地・景観課)と言う。つまり、都市公園の敷地外にあるジャングルジムについては、遊具かどうかの明確な規定はないのだ。だから、制作者がアートと言えば、アートになる。言ったもん勝ちみたいな世界だ。

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