奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

殺虫剤や防カビ剤混入の輸入小麦と異様に緩い残留農薬基準

公開日: 更新日:

 米国産の柑橘類に防カビ剤が塗られて輸入されていると書いてきたが、この状況は現在も続いている。

 それだけではない。日本がTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に参加するとき、米国から「未指定の国際汎用添加物について、原則としておおむね1年以内に我が国の食品添加物として認める(略)とした2012年の閣議決定を誠実に実施する」ことを求められた。つまり、日本が認めていない添加物があっても、1年以内に認めるということだ。その後、米国はTPPを離脱したが、もしトランプが同じことを要求したら、日本は断りきれるだろうか。

 とくにアルミニウムを含んだ添加物が問題になるだろう。専門家はアルミニウムイオンを口に入れることの危険性を指摘しているが、米国では規制されていない。米国から野放図に入ってくる可能性があるのだ。

 さて、船で輸送中に散布するポストハーベスト農薬で問題なのは、柑橘類だけではない。私たちが毎日のように口に入れている小麦もそうだ。菓子類には必ず入っているし、パンは毎日のように食べる人もいる。

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