奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

輸入トウモロコシに汚染が拡大 国産牛乳も安心できない

公開日: 更新日:

 これまで、肥育ホルモン剤が過剰投与された米国の牛肉や、遺伝子組み換え(GM)作物の危険性を書いてきた。これらは輸入食品だから、国がその気になって検査すれば分別は容易だ。もし私たちが知らずに食べさせられているとすれば、政治家を含めたこの国の責任だということになる。

 ただ、問題は一見して米国と関係のなさそうな国産牛乳にも汚染が拡大しているということだ。
2014年の「輸入食品等の違反事例」を調べると、米国からのトウモロコシがアフラトキシンに汚染されて不適格になった事例がけっこう多い。

 アフラトキシンというのは熱帯性のカビで、猛毒の発がん物質をつくる。毒性はダイオキシンの10倍以上もあり、地上最強といわれ、輸入穀物によく発生する。

 07年の参議院での答弁書では、米国産トウモロコシの違反率について「平成18年において6・2%、平成19年5月末日時点において3・8%」がアフラトキシンに汚染されていたという。06年に米国から輸入したトウモロコシを1000万トンとすると、62万トンが汚染されていたのだ。

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