著者のコラム一覧
大岡玲作家

1958年生まれ、東京外大卒。「黄昏のストーム・シーディング」で三島由紀夫賞。「表層生活」で芥川賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセーなど幅広い分野で活躍。「本に訊け!」「男の読書術」「新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ」などの著作がある。東京経済大教授。

【人質は本】売るがために翻訳者を監禁したのに中身が流出

公開日: 更新日:
映画「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(C)(2019) TRESOR FILMS - FRANCE 2 CINEMA - MARS FILMS- WILD BUNCH - LES PRODUCTIONS DU TRESOR - ARTEMIS PRODUCTIONS/配給:ギャガ

 今回とりあげるのは、現在公開中の映画である。といっても、内容は書物に関わる話で、「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」というのが邦題。サスペンス・ミステリーなので、ネタバレにならないよう注意しつつ、中身をご紹介しよう。

 フランスの覆面作家が書いた「デダリュス」という小説… 

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