赤江アナも陽性…巣ごもり列島を襲う家庭内感染爆発の恐怖
すると、一気に家庭内感染が拡大した。感染者は1日当たり数十人から数百人に急増。この時期のクラスター感染の約8割は、家庭内感染だったという。イタリアの感染拡大も軽症者の自宅療養が大きな原因だった。
とくに夕食時の家族だんらんで感染するケースが多いという。話をしながら咀嚼するので、細かい唾液が飛び交い、飛沫感染を引き起こすというのだ。
医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。
「家族ですから、当然、接触は多い。現在、休校や休業、テレワークなど家族揃って長時間、家にいることが多くなっています。問題は、感染したことに気づかないまま家族と接してしまうことです」
日本ではPCR検査の実施件数が極めて少ない。よほど症状がひどくないと検査してもらえない。このため、隠れ陽性者がワンサカいる。もし、家族に隠れ陽性者がいた場合、自粛要請を守って家にいればいるほど、感染リスクは高まってしまう。せっかく、感染しないように外出を控えたのに、家で感染したら本末転倒だ。