「まがりなりにも収束」だけじゃない! 麻生太郎氏のコロナ発言は間違いだらけ
国民、有権者は、こういう発言を平然と行う政治家が長く要職に就いている政党が自民党だということを忘れてはならないだろう。菅首相が自民党総裁選に不出馬表明したことの感想を問われ、「(新型)コロナ(ウイルス感染拡大)はまがりなりにも収束した」などと答え、ネット上などで怒りの声が広がっている麻生副総理兼財務相(80)のことだ。
麻生氏は7日の閣議後会見で、東京都の新規コロナ感染者数が減少しつつある状況に触れ、「コロナはまがりなりにも収束して国際社会の中の評価は極めて高い」などと発言。だが、これに対し、一部メディアやネット上では、<どんな科学的知見から収束と言っているのか><病床ひっ迫状態は変わらないのに、大臣として不謹慎な発言ではないか>と問題視する意見が続出した。
これまでも新型コロナに対して“誤った持論”を展開してきた麻生氏。
昨年5月の参院財政金融委では、新型コロナについて「どのみち私はちょっと偏見があるので恐縮だが、これは風邪だから、はやり病だから」と言い、続けて、「7月になったら、だいたい止まっている」「この種の話は6月に何となく収まるのかなと思わないでもない」と自信たっぷりに答えていたが、この予想は見事に大外れ。「何となく収まる」どころか感染拡大の一途をたどったのは周知の通り。