菅首相「専念」するはずのコロナ対策は3日でたった40分…あまりの“時短”に怒りと呆れの声
「コロナ対策に専念したい」「総裁選との両立は難しい」
自民党総裁選の不出馬を表明した3日、囲み取材で記者団にこう語っていた菅首相。党内権力抗争の喧騒を離れ、いよいよ新型コロナ対策に向けて陣頭指揮を執るのかと思ったら、どうやらちょっと違うらしい。事実上の退陣表明から3日経っても、コロナ対策に「専念」した様子が見られないのだ。
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首相動静を確認すると、総裁選不出馬を決めた翌4日は午前中、東京・港区の国際医療福祉大三田病院で健康診断を受け、午後5時過ぎ、永田町のザ・キャピトルホテル東急内で散髪。7時半過ぎには赤坂の衆院議員宿舎に戻っている。
5日は午前中を議員宿舎で過ごした後、午後3時前に公邸に向かい、約40分間、藤井官房副長官補や和泉首相補佐官、吉田内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室長らと会議。その後、いったん議員宿舎に戻り、7時過ぎからは国立競技場でIPC(国際パラリンピック委員会)のパラリンピックオーダーを受章し、10時過ぎまで東京パラリンピックの閉会式に出席。終えると、そのまま議員宿舎へ。