立憲代表選はオトコだらけ? 森裕子氏に「野党党首の資質アリ」と政治評論家
小川淳也・国対副委員長、大串博志・役員室長が意欲を示し、馬淵澄夫・元国交相や泉健太・政調会長らも出馬の検討を伝えられる立憲民主党の次期代表選。気になるのは「ポスト枝野」に女性の名前が、ほとんど取り沙汰されないことだ。
3年前の「候補者男女均等法」施行後に初めて実施された先の衆院選。立憲は「ジェンダー差別の解消」を公約に掲げた。議員や候補者に一定数以上の女性を割り当てる「クオータ制」を導入し、「男女半々の議会『パリテ』の実現を目指す」としながらも、実際の候補者中の女性比率は18.3%。前回比6ポイントほど減っていた。
枝野代表は選挙前に「2030年までに党の候補者、議員、党職員の女性比率を3割にすることを目指す」と豪語していたが、このザマだ。
おかげで女性候補44人のうち当選は13人にとどまり、同党の衆院議員に占める割合は13.5%。落選した女性候補には「党の顔」的存在だった辻元清美副代表も含まれる。
「蓮舫代表代行もキャリアは十分ですが、党内での待望論は乏しい。いまだに『事業仕分け』など民主党政権時代の印象が強く、過去に旧民進党代表を務めた際、党がガタガタになったトラウマもある」(立憲関係者)