「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号
今年もカメムシ被害に、警戒感が高まっている。
昨夏、全国的にコメが不足し、「令和のコメ騒動」が起きたのは、猛暑によって歩留まりが低下したほか、各地でカメムシが大量発生したことが追い打ちをかけたとされている。
今年も国内有数のコメどころの福島県や岩手県など、多くの自治体がすでにカメムシの発生について注意報を発表している。
■コメの品質低下や収量減を引き起こす
イネ科植物をエサにする斑点米カメムシ類は、コメに黒色や茶色の斑点ができる「斑点米」を生じさせ、品質低下を招く。
その中でもイネカメムシは、収量にも影響を及ぼす。出穂直後から籾を吸汁することでイネの実ができなくなってしまう「不稔米」を生じさせるのだ。
イネカメムシは農薬の普及などで1960年代以降は激減し、一部地域では絶滅寸前まで追いつめられた。しかし農水省によると、近年は全国的に増加傾向にあるという。今年も群馬県や栃木県、西日本では鳥取県や島根県などで、大量発生が懸念されている。特に埼玉県では、今年の越冬個体数が前年比43倍だったという、驚きの調査結果が出ている。
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