大岡玲
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大岡玲作家

1958年生まれ、東京外大卒。「黄昏のストーム・シーディング」で三島由紀夫賞。「表層生活」で芥川賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセーなど幅広い分野で活躍。「本に訊け!」「男の読書術」「新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ」などの著作がある。東京経済大教授。

【妄想発リアル行き】アメリカ映画「ジョーカー」への奇妙な共感はなぜなのか

公開日: 更新日:
発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント TM & © DC. Joker © 2019 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited and BRON Creative USA, Corp. All rights reserved.

 一昨年ヒットしたアメリカ映画「ジョーカー」を、先ごろ大学の授業で鑑賞した。以前からゼミ生の要望があったのだが、「京王線刺傷放火事件」の犯人がこの映画の主人公の服装を真似たせいで、なにか妙なタイミングでの視聴になってしまった。とはいえ、さまざま考えさせられる作品だった。

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