22年1月から傷病手当の支給期間が変更 無理なく仕事に復帰できるように
大きな声では言えませんが、いけないと知っていながら、つい最近、私は階段を下りながらスマホを見てしまいました。
老眼のせいか眼鏡が合わずに階段を下りているとぼやけて見えて、そうしたら、なんと、ドタンと下まで転んでしまい足は紫色でパンパンに腫れてしまいました。
もし骨折などして仕事を休んだ場合、4日目から傷病手当が出ます。その傷病手当の支給期間が「通算」で1年6カ月に変更されました。
仕事で働きすぎて病気(がん)になり、仕事を休んでいた山岡実さん(55歳・仮名)の場合はもっと悲惨です。
「少しでも仕事を忘れないように無理をしてでも会社に行こうと思っています。体調もちょっとは良くなったし……」と昨年、総務部に話したところ、「いったん、出てくると、傷病手当がもらえなくなるので損しますよ」と言われたそうです。
昨年までは「もらい始めてから1年6カ月という期間」で計算されていたため、一時的に出勤したあとに病気が長期化した人にはマイナスでした。