自民・奈良市議が安倍氏銃撃現場のアスファルト保存要望…SNS「宗教かよ」の声に猛反論
安倍元首相の銃撃事件から8カ月──。現場の近鉄大和西大寺駅前広場がある奈良市の市議会で、自民党会派からギョッとする要望が飛び出した。
6日に行われた市議会3月定例会の代表質問。「自民党・結の会」の森田一成市議(64)が、事件現場に慰霊モニュメントの設置を要求した。駅前広場は現在、再開発工事が進む。市は現場付近に花を手向けに来る人のための花壇を設置する予定だが、森田市議は「花壇では不十分」と主張した。
驚くのは、森田市議が「現場のアスファルト舗装の一部を剥がし、会派に譲っていただけないか」と提案したことだ。「アスファルトを単なる産廃として処分することは容認できない」と訴えると、仲川市長は困惑の表情を浮かべ「忍びないとの気持ちは理解できるが、調整が難しい」と答弁した。
この異様な申し出に、SNSでは〈考えが宗教染みて気持ち悪い〉〈最早カルトの領域〉といった意見が噴出。モニュメント設置はまだ分かるが、アスファルトの保存とは……。どういう意図なのか。森田市議本人に話を聞くと、SNS上の批判に対し、熱っぽくこう反論した。