岸田首相長男やっと更迭…“どんちゃん忘年会”を報じなかった官邸常駐メディアはメンツ丸潰れ
「公邸での昨年の行動が政務秘書官として不適切で、けじめをつけるため交代させる」
岸田文雄首相(65)が、長男で政務担当の首相秘書官を務める翔太郎氏(32)を6月1日付で交代させると発表した。
翔太郎氏は昨年12月30日、首相公邸に親族らを集め、賓客を招く公的なスペースで記念撮影したり、赤じゅうたんの敷かれた階段に参加者が寝そべったりするなど、“どんちゃん忘年会”に興じていたことを「週刊文春」が報道。「公私混同」「言語道断」などと与野党から批判の声が上がり、事実上の更迭を余儀なくされた。
これを受け、新聞やテレビは文春報道を後追いする形で一斉に岸田親子に対して批判的な論調を強めているが、ちょっと待ってほしい。忘年会が行われたのは公邸とはいえ、首相官邸には大手メディアの記者が複数常駐している官邸クラブ(内閣記者会)があるはず。
今回の翔太郎氏の忘年会には、松野博一官房長官(60)が会見で明らかにした通り、岸田首相も食事の場に顔を出し、あいさつをしていたわけで、その時、官邸クラブの記者は一体何をしていたのか。