著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【タイム】「気」の巡りをよくしてゲップやおならを改善

公開日: 更新日:

 最近、しょっちゅうゲップが出る。そのうえお腹が張って、おならが出やすくなって気になる……。もしかしたら、「呑気症」かもしれません。

 呑気症とは過剰に空気を飲み込むことによって、胃や食道、腸に空気がたまり、ゲップやおなら(ガス)が増えたりする症状のことを言います。胃の不快感、上腹部の膨満感、胸やけが起こる場合もあります。

 一般的に、飲食の際には空気も一緒に飲み込んでいます。ゲップは胃や食道の空気が逆流することで起きる生理現象。ガスは胃に入った空気が腸に流れて、ガスとして体外に排出されます。呑気症の場合、体内に入る空気が通常より大量になっているために、ゲップやガスが必要以上に増えてしまうのです。

 呑気症の原因の多くはストレスです。緊張や不安感が強くなると、人は意識のうちに唾液とともに空気を飲み込むことが多くなるからです。またストレスが慢性化すると、奥歯を噛みしめることが多くなります。その結果、舌が上あごに付いて唾液が喉へと流れやすくなり、その際に空気も一緒に飲み込んでしまうことも、呑気症の原因になります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」