達孝太の炎上はすべて想定内…日本ハム首脳陣の「金の卵育成計画」にブレはなし
期待の若手が北の大地で炎上した。
日本ハムの達孝太(21)が昨7月31日、エスコンフィールドでのソフトバンク戦に先発。5回7安打1本塁打、5失点でKOされ、プロ入り初の黒星を喫した。
高卒4年目の達はこの日が今季9試合目。すべて先発登板で、これまでの8試合中7試合が1失点以下と、抜群の投球を見せていた。
これで6勝1敗、防御率1.76。新人王候補の一角であることには変わりがないものの、7月6日の楽天戦でも10安打を浴び、5回5失点。この時は味方の失策もあって自責は3点で済んだとはいえ、短期間で炎上が続いているのは気がかりだ。
「疲労の影響ではないか」と、日本ハムOBがこう続ける。
「この日、序盤は150キロをマークしていた直球の球速が、中盤にかけて徐々に落ちていき、降板直前は140キロ台前半となっていた。さらにカットボールが抜け、上ずったボールを連発。明らかにスタミナ切れの兆候です」
達はいずれも西武相手に投げた6月29日と7月14日に完投をマーク。その次の登板で炎上というパターンが続いている。