ダブル高気圧+ダブル台風で列島は連日気温40度超え…8月は「猛暑強化」に要注意と気象予報士が警鐘
国内最高を更新する41.2度を兵庫県丹波市で記録した翌日の31日は、岡山県高梁市で40.4度を記録。2日連続の40度超えで、日本列島は灼熱地獄となっている。
この酷暑は、列島を覆う2つの高気圧が原因。太平洋高気圧の上層にチベット高気圧があり、まるで「布団2枚重ね」のように空気が圧縮されるのだ。ただ、40度超えの異常な暑さを招いたのは、2つの高気圧に加え、2つの台風の影響が大きい。日本列島の南の海上にあった8号と東の海上を北上している9号だ。
「台風は強い上昇気流を引き起こしますが、どこかで上昇気流が強まっているということは、どこかで下降気流も強まっているということです。この下降気流によって高気圧の勢力はさらに増す。ちょうど2つの高気圧と2つの台風という2つのダブルが重なったことで、40度を超える高温になったとみられます」(ウェザーマップの気象予報士・山口晃平氏)
だとすると、これから本格的な台風シーズン。台風の発生が一年で最も多いのは8月だから、同じように猛暑が「強化」される可能性がある。