世界水泳で初の表彰台狙う池江璃花子 2日決勝50mでの勝機はリアクションタイムにあり
競泳の世界選手権(シンガポール)は日本時間1日、女子50メートルバタフライ予選を行い、池江璃花子(25)が25秒63の全体7位で上位16人による準決勝進出を決めた。「無冠の女王」が、初の表彰台を狙う。
今大会はバタフライの50メートルと100メートルの2種目にエントリー。7月28日の100メートルは準決勝で敗退したが、2日決勝の50メートルでは「今回は狙っている」とメダル取りを公言している。
50メートルは新たに2028年ロサンゼルス五輪の実施種目に採用されただけに、世界選手権で結果を残して弾みをつけたいところだが、表彰台は0.03秒が壁になりなそうだ。
今季、池江の自己ベストは3月の日本選手権でマークした25秒41。これは23年福岡大会銅メダルのグレッチェン・ウォルシュ(22=米国)の24秒66、アレクサンドリア・パーキンス(24=豪州)の25秒36、ケート・ダグラス(23=米国)の25秒39に次いで4位に相当する。
24年の世界短水路選手権(ハンガリー)で、リレーも含めて計7種目の世界記録を更新し「怪物」の異名を持つウォルシュはともかく、パーキンス、ダグラスとは十分、勝負できそうだ。