(3)酷暑で大腸が砂漠化…「便秘」が2割も増える

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 猛暑による不調のひとつに便秘があります。

 消化器内科医で便秘に詳しい吉汲祐加子・国立消化器・内視鏡クリニック院長(日本消化器内視鏡学会指導医)は、猛暑には便秘が増加すると言います。

「もともと夏は他の季節と比べ便秘になりやすいのですが、この猛暑で便秘に悩む人がさらに増えています」

 吉汲院長によると、猛暑ではなかった2022年と猛暑だった23年、24年を比べると、猛暑の年には約2割も便秘が増加していることがわかったそうです。

 これは国立消化器・内視鏡クリニックで実施した大腸内視鏡検査の症例をもとに解析したもので、これまでいわれていた「暑いと便秘になりやすい」ことが、データ的にも裏付けられたといえます。

「猛暑がきっかけとなる“猛暑便秘”の原因は複数ありますが、その主なものは水分不足による“大腸の砂漠化”です。猛暑で大量の汗をかくと、体内の水分不足を補うために、大腸に届く水分が減少してしまいます。そのため大腸内の便が硬くなり外に出にくくなって便秘になりやすいのです」(吉汲院長)

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