覇気なし岸田首相の年頭会見…「被災地に向け総理の言葉で…」と求められても原稿棒読み

公開日: 更新日:

■「政治とカネ」も昨年末から進展なし

 政治評論家の野上忠興氏が言う。

「岸田首相の言葉には、魂がこもっていない。どうして国民を安心させるような言葉が出てこないのでしょうか。異常なほどの“鈍感力”というか何というか。自民党派閥の裏金疑獄への対応と同じで、格好はつけてごまかしていますが、他人事のように聞こえてしまう」

 年頭会見のもうひとつの重大テーマは自民党の「政治とカネ」をめぐる問題だったが、岸田首相は「国民の信頼を回復し、政治を安定させる」と言うものの、「来週、自民党総裁直属の政治刷新本部(仮称)を立ち上げる」程度で、昨年末から何も進展していない。

 5日は震災対応についての与野党党首会談が開かれる。「政治とカネ」の閉会中審査は未定。「まさか災害で救われたなんて思っていないだろうね」(野上忠興氏)。被災者支援は当然だが、政治とカネは別問題だ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 8

    ソフトバンクに「スタメン定着後すぐアラサー」の悪循環…来季も“全員揃わない年”にならないか

  4. 9

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  5. 10

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明