米ボルティモア橋崩落の大惨事ギリギリ回避…Uberの女性ドライバーは客の遅刻でセーフ!

公開日: 更新日:

 人生、何が幸いするか分からない。犠牲者6人が出た米メリーランド州ボルティモアのフランシス・スコット・キー橋がコンテナ船の衝突によって崩落した事故(写真=ロイター)。乗客が遅刻したことでこの大惨事に巻き込まれずに済んだUberの女性ドライバーの体験談が話題になっている。

 ゲイル・フェアマンさんは事故発生の3月26日午前1時30分の直前、1時16分ごろに配車依頼の電話を受けた。客を乗せてこの大型連絡橋を渡って目的地に向かう依頼だった。時間通りに客が現れていたら、まさに崩落の瞬間、橋の上を走っているところだったが……。

 実際には客はほんの何分か遅刻した。ゲイルさんらが橋に着いた時、警官から制止され「橋が崩落したんだ」と告げられたという。命拾いしたゲイルさんは地元テレビの取材にこう語った。

「お客さまがちょっと遅刻していなかったら多分、崩落の瞬間、橋の上を走ってました。ギリギリのタイミングでした。恐ろしい記憶としていつまでも残りそうです」

 コンテナ船は午前1時ごろボルティモア港を出た。しかし事故の直前に電源を喪失、制御不能になり橋に激突。船からは電源喪失直後、地元当局に通報があり、それを受けて大慌てで橋を通行止めにしたことで被害の拡大が食い止められたという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  2. 2

    インフルエンザ早すぎる感染拡大のなぜ…11月から大流行、学級閉鎖は昨年同期比の12倍超

  3. 3

    クマ対応に忙殺される自治体職員のもう一つの悩み…現場を疲弊させるクレーマーからの“無理難題”

  4. 4

    9月19日から運用開始「スマホ保険証」はほぼ無意味…医療機関や患者を惑わす数々の“落とし穴”も

  5. 5

    マイナ大混乱に自治体・医療機関から悲鳴続出! 殺到するカード更新、「資格情報のお知らせ」で誤解受診も

  1. 6

    兵庫県百条委メンバーの前県議が死亡、ついに3人目の犠牲者…斎藤元彦県政「誹謗中傷」放置の罪深さ

  2. 7

    父親が持ち帰ったパルテノン神殿の“破片”は…ギリシャ最古の神殿の“歴史的遺産”だった!

  3. 8

    オーストラリアで絶滅危惧種の花に潜む“悪魔の蜂”を発見!世界が大注目

  4. 9

    クマ駆除の報酬はいくらが妥当? 北海道池田町は8万1300円、秋田県仙北市は日当のみの1000円

  5. 10

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明