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若月澪子

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

アベノミクスで「億り人」になった62歳 それでも「手に入らなかった」人生の後悔

公開日: 更新日:

【第1回・後編】資格を取っても全然安泰じゃない! 「士業億り人」Aさんの場合

「人生100年時代のロールモデルがいない」――退職後のサラリーマンが迷走している。キャリア、居場所はリセットされ、年金不安時代は資産形成も「自己責任」。「人手不足」の号令の下、今日もシニアは働き続ける。『副業おじさん』『過労シニア』のルポライター・若月澪子が、奮闘し続ける令和シニアの素顔を追う。

  ◇  ◇  ◇

 昨年末、日本の家計金融資産は、過去最高額を記録した。老後2000万円問題が取り沙汰されて以降、投資を始める人は増加傾向にある。インフレ(物価上昇)対策として、高い収益性を求め、貯蓄を資産運用へシフトさせる傾向が強まっている。

 投資を10年以上続ける人の中には、いわゆる「億り人」になった人もいる。「億り人」とは、株式、FX、暗号資産などの投資で1億円以上の資産を築いた個人投資家のことだ。

 ところが「億」さえ手に入れば老後の生活は安泰かといえば、必ずしもそうとは言えないようだ。

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