物価安は過去の話?バンコクでも日本食はもう「高級店」になっていた
■ラーメンは一杯1300円超えが当たり前
「タイは物価が安い」—かつて日本人旅行者の間で常識とされていたこの認識が、いま大きく揺らいでいる。円安の長期化とタイ国内の物価上昇が重なり、バンコクで日本食を食べると「あれ、日本よりかなり高くない?」と感じる場面が増えた。10年前の2016年ごろは、1バーツ3円であり、日本で食べるのと同程度だった。
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そこで今回、実際にバンコクの日本食チェーンで価格を調べ、日本国内の店舗と比較してみた。なお、現在のレートは1バーツ=約5円で計算している。
まずは日本でもおなじみの一風堂。バンコク店のメニューを見ると、もっとも基本的な豚骨ラーメンが230バーツ、日本円にして1150円。看板メニューの角煮豚骨は340バーツで1700円になる。
しかも、ここからサービス料10%と付加価値税(VAT)7%が加算されるため、実際の支払額は豚骨ラーメン一杯で約1350円、角煮豚骨なら約2000円に達する。日本の一風堂では白丸元味が一杯900円前後であることを考えると、バンコクでは1.5倍近い計算だ。
















