著者のコラム一覧
長尾義弘ファイナンシャルプランナー、日本年金学会会員

徳島県生まれ。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『60歳貯蓄ゼロでも間に合う老後資金のつくり方』(徳間書店)、『投資ゼロで老後資金をつくる』(青春出版社)『保険の選び方大全100』(自由国民社)。年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』、『定年前後の手続きガイド』など多数。http://neo.my.coocan.jp/nagao/ X(旧Twitter):@neo_sigh

普通預金の「金利」は以前の300倍でも物価高時代には…貯蓄の運用の新常識

公開日: 更新日:

 通帳記入をして、「あれ?」と驚いたことはありませんか。利息がついているのです。

 これまでは、利息がついたとしても数円、あるいは数十円という程度でした。ところが最近では、数百円ついていることもあります。大手都市銀行の普通預金の金利は、現在0.3%ほどです。100万円預けておくと、年間で約3000円の利息になります。以前の普通預金金利は0.0001%程度でしたから、なんと300倍です。

 住宅ローンで変動金利を選んでいる人にとっては困ることですが、預貯金をしている人にとっては喜ばしいことのように思えます。

 しかし、一概に喜んでいるわけにもいきません。

 なぜなら、現在は物価が年2〜3%程度のペースで上昇しています。つまり、金利が上がったと言っても、物価上昇にはまったく追いついていないのです。

 物価が上がるというのは、お金の価値が下がるということです。たとえば、10万円で購入できたものが1年間で3%値上がりすると、10万3000円になります。一方で、10万円を普通預金に入れておいた場合、金利0.3%なら1年後は10万300円になります。つまり、購買力という意味では2700円分目減りしている計算です。

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