【あじ平亭】(東京・蒲田)立ち食いの距離感とライブ感を堪能する

公開日: 更新日:

 金額を気にすることなく、寿司を腹いっぱい食べたい。江戸時代の江戸前は、庶民が屋台で空腹を満たすファストフードだったはずだ。そこで、編集部はそんな江戸の気概を今に受け継ぐ店を見つけてきた。夜でも5000円でお釣りがくる良心的な町寿司を!

 東京・蒲田の繁華街にある「あじ平亭」は、地元で知られる人気の「魚浜」系列の立ち食い寿司店だ。2021年2月のオープン以来、「おいしい寿司をカジュアルに」をコンセプトに、地元の人を引きつけている。 キャッチコピーは「スーパーカジュアルすしエンターテインメント」。店に入るとまず、周りの人との区別でニックネームを聞かれる。この何げない会話がアットホームな雰囲気を生み出し、客同士の距離をぐっと縮める効果を生む。わずか15席ほどのカウンター席からは、目の前で職人技を楽しめる。その距離感とライブ感も、ほかの店にはないエンターテインメントな魅力だろう。

 ネタケースには、常時20種類以上もの魚介類がズラリと並ぶ。中でも看板メニューに挙げられるのがマグロだ。豊洲市場の有名な仲卸「やま幸」から仕入れる中トロは、1カン330円! ほかにも横浜市中央卸売市場から仕入れる伊豆のキンメダイやハッカクなど、旬の魚ばかり。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ