円安・物価高…部活人口が過去10年で50万人減の衝撃!野球少年の「経済格差」も広がる一方

公開日: 更新日:

 実際、野球少年の経済格差は広がりつつある。スポーツライターの中島大輔氏はこう話す。

「学校現場では部活動の見直しが進み、活動日数が減少しています。本気で野球に取り組みたければ、より金銭的な負担の大きい硬式野球のクラブチームに入るしかない。家庭に余裕がなければ、トップクラブを目指すことが以前より難しくなりつつあります」

 格差の影響が及んでいるのは、野球少年だけではない。

「これまではお金がかからなかった部活動ですが、近年は地域移行が進み、月謝を払うなど『習い事化』の流れにあります。経済的に余裕のない生徒は、スポーツ活動に参加できなくなる恐れがあります」(中島大輔氏)

 スポーツは裕福な家庭しか楽しめなくなるのか。「自治体による補助金の交付など、生徒をどうサポートしていくかが課題」とは中島氏だ。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  2. 2

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か

  5. 5

    周囲にバカにされても…アンガールズ山根が無理にテレビに出たがらない理由

  1. 6

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  2. 7

    三山凌輝に「1億円結婚詐欺」疑惑…SKY-HIの対応は? お手本は「純烈」メンバーの不祥事案件

  3. 8

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  4. 9

    佐藤健と「私の夫と結婚して」W主演で小芝風花を心配するSNS…永野芽郁のW不倫騒動で“共演者キラー”ぶり再注目

  5. 10

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意