自民・高市一派は衆院選28敗に終わる…全国サナエ行脚も虚しく「石破おろし」ご破算の目

公開日: 更新日:

人気もなければ、人望もない

 日本維新の会選挙区を総取りした大阪はハナから勝ち目がなかったとはいえ、推薦人に名を連ねた前職11人のうち、7人が落選。子飼いの高鳥修一前議員もバッジを失った。首相の座を虎視眈々と狙ってきた旧安倍派重鎮の下村博文元文科相も落っこちた。

「476万円の裏金づくりや、パー券収入の還流復活を決めた幹部会合出席などのカドで、下村氏は4月以降、党員資格1年停止中の身。にもかかわらず、反省の色はなく、非公認とされて大憤慨。高市氏と並ぶ『石破おろし』の急先鋒の一人だった。ただ、高市氏のような人気もなければ、人望もありません」(与党関係者)

 高市一派の勢力衰退で「石破おろし」は尻すぼみ──。縮小。石破首相の読み通りの展開になるか。

  ◇  ◇  ◇

 小泉進次郎選挙対策委員長の辞任表明は潔い態度に見えなくもないが、思惑が見え隠れする。●関連記事『【もっと読む】小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意』で詳報している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波