NHK大河ドラマ『べらぼう』で再注目! 千束・吉原を歩く…250年を超えて残る遊郭街の「陰と陽」

公開日: 更新日:

 最後にグルメをご紹介しよう。創業117年の歴史を誇る「桜なべ 中江」では色街を舌で堪能できる。肉食文化が広まりつつあった明治時代、遊郭遊びをしたくてもお金がなかった客が自分の乗っていた馬を売り飛ばした。その馬が料理屋に巡り届き、遊客の滋養強壮に効くとしてご当地名物に。「馬力をつける」という言葉の語源になったともいわれている。味付けは一子相伝で受け継がれた「味噌だれ」と「割り下」のダブルベース。しゃぶしゃぶの要領でさっと火を通せば、桜肉の甘味が口内に咲き誇る。

「少し昔は男性客ばかりで、店の玄関まで黒服の人が迎えに来てたんですよ。今では、女性だけで来られる方も少なくありません。女性は本当に強くなりましたよ(笑)」(4代目店主・中江白志さん)

「繁盛、繁盛、嗚呼御江戸」。平賀源内が蔦重のデビュー作「吉原細見」の序文に寄せたこの言葉は、今も吉原に息づいている。 

(取材・文=橋爪健太/日刊ゲンダイ

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《タニマチの同伴女性の太ももを触ったバカ》を2発殴打…元横綱照ノ富士に大甘処分のウラ側

  2. 2

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  3. 3

    高市首相が天皇皇后のお望みに背を向けてまで「愛子天皇待望論」に反対する内情

  4. 4

    年内休養の小泉今日子に「思想強すぎ」のヤジ相次ぐもファンは平静 武道館での“憲法9条騒動”も通常運転の範囲内

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    『SHOGUN 将軍』シーズン2撮影中の榎木孝明さん「世界的な時代劇映画のプロデュースに関わりたい」

  2. 7

    横綱・豊昇龍が味わう「屈辱の極み」…大の里・安青錦休場の5月場所すら期待されないトホホ

  3. 8

    和久田麻由子アナがかわいそう…元NHKエースアナを次々使い潰す日テレの困った“体質”

  4. 9

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  5. 10

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に墜ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体