「新越泉」91度のマイルドな熱さがググッと上昇。細マッチョに負けたぁ
新越泉(東京・新井薬師前)
西武新宿線新井薬師前駅南口からすぐ。オシャレな石造りの外観は、何と銭湯。戦後創業の「新越泉」がリニューアルされたんです。フロントでサウナ代+入浴料1050円を支払い、笑顔がステキな3代目・田村洋子さんからサ室用フックキーとタオルセットを受け取って、男湯の垂れ幕をくぐると、おや、階段が地下へ……。そう、浴場は地下なんです。
「創業時は煙突の立つ昔ながらの銭湯でしたが、1990年代にビル型にリニューアルしました」とは3代目。階段を下りて石庭を眺めつつ、脱衣場に入ったら、パパッと服を脱いで浴場にお邪魔しま~す。
おー、木のような三角天井、和照明に照らされた室内は、まるで城壁のよう。床はグレーと白のチェック柄で、ボディーソープなどが並ぶカランにある洗面器とバスチェアは銀色に統一されてますよ。シックな中に和を感じますねぇ。
「浴場の湯は井戸水を軟水化しています」と4代目の好青年・智英さん。優しめのバイブラ白湯は42度で、背中や腰、足裏にボボボの冷水枕付きリラックスバス2床、腹と腰にジェットのボディージェット1床を備え、その右には「大好評」と書かれた電気風呂が!
ビリビリ苦手なオジサンは「マジか?」と恐れつつ、足から少しずつ体を湯に沈めると、あれれれ、ほどよいビリビリが低周波マッサージのように感じられますぞ。“押す・揉む・叩く”の3パターンでほぐされていくのがタマランチ会長! 59年の人生で初めて電気風呂にハマったわぁ。
浴場奥の「やすらぎの湯」も優しめのバイブラで、一角にある寝風呂コーナー2床のうち1つにゴロンすっと、いい湯だ~なぁ~♪ 「土日は薬湯になります」と4代目。芯まで温まったのでサウナに参りましょう。
フックキーでドアを開けると、濃淡のあるカフェオレ色の耐熱タイル壁がモダンですねぇ。左手に設置された遠赤外線ガスヒーターは約91度設定で、その上でテレビが静かに流れていました。白木造りのL字2段ベンチは定員6人ほど。右手奥の上段に空席を見つけてどっこいしょ。座面や床には奇麗にマットが敷かれてますよ。5分計砂時計をひっくり返し、ゴングが鳴ったぜ。