「新越泉」91度のマイルドな熱さがググッと上昇。細マッチョに負けたぁ
本来は取材NGのとっておきオアシス
ジリジリとした輻射熱が正面から体を包むと、唇はジンジン、鼻はチリチリしてきますが、ほどよい熱感にモウマンタイ。2分ほどで玉汗が滴り、砂時計をひっくり返す頃には滝汗がダラッダラに。背もたれの木が焦げて擦り減っているのも風情ありますねぇ。
ヒーター近くの上段に座った細マッチョ青年は微動だにせず、汗を流してますよ。負けるものかと頑張っているうちに、マイルドに感じた熱さがググッと上昇。8分ほどで「グワァ~」と退室。負けデス。
井戸水かけ流しの水風呂でかけ水してからザブン。「時季によって若干変わりますが、20度前後(チラーなし)をキープしてます」と4代目。大人が6人は楽に漬かれる広くて深めの湯船の真ん中はバイブラで、背中に滑らかなブクブクを受けながら天井を見上げてトロトロに。はぁぁ、サウナはやめられまへん。
2セット目は上段で10分完走。調子こいた3セット目は8分でチーン。浴場内の椅子で手足がうっすらとあまみ大島状態でフワンフワンにととのいました。
服を着てフロントで缶ビール300円を購入。元喫茶店だった広いサロンの椅子に座り、喉を鳴らせば、頭がポアポアになるほどウミャイ。本来は取材NGのとっておきオアシスです、ハイ。
(イラスト・文=太田由紀)
■「新越泉」
(住)中野区新井5-17-2
(℡)03・3386・4917
(営)15~24時
(休)月