太平洋が揺れたら日本で2週間後に地震が来る?SNSで話題になった「バヌアツの法則」の真相

公開日: 更新日:

 地震予知に関するデータを集めるのは一筋縄ではいかない、地道な根気のいる作業なのだ。

■近い将来、南海トラフ地震、首都直下地震は必ず起こる!

 さまざまな観測データから山内さんは現時点での日本の状況をどのように考えているのか? 巷で盛んにいわれている南海トラフ地震や首都直下地震は近い将来あると見ているのか?

「あると思いますね。周期的な考え方でいけば、どちらの地域でも繰り返して大地震が起きているわけですから。特に南海トラフは前回起きてから70数年経っています。通常は90年くらいの周期ですから、そろそろ危ないでしょうね。また、東日本大震災のようなプレート境界型巨大地震が起きるとアウターライズ(沈み込む前の海洋プレート)で再び大きな地震が起きることがありますが、東日本大震災の場合は今のところそれがないので逆に心配です」

「いつどこで大地震が起きても不思議ではない」と言う山内さんが今、特に注意しておきたいエリアを挙げてくれた。


「まずは山口県周辺ですね。今、ここでは人が感じることのない小さな地震がたくさん起きていて活動が活発になっていることが分かります。あとは佐渡付近。能登半島地震で地盤の歪みの形が変わりましたが、能登では余震が起きているのに佐渡付近ではまだ大きな地震は起きていないのがかえって気になります。さらに最近、北海道も活発になってきました。ここにも警戒が必要でしょうね」

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  2. 7

    高市首相のいらん答弁で中国の怒りエスカレート…トンデモ政権が農水産業生産者と庶民を“見殺し”に

  3. 8

    ナイツ塙が創価学会YouTube登場で話題…氷川きよしや鈴木奈々、加藤綾菜も信仰オープンの背景

  4. 9

    高市首相の台湾有事めぐる国会答弁引き出した立憲議員を“悪玉”にする陰謀論のトンチンカン

  5. 10

    今田美桜「3億円トラブル」報道と11.24スペシャルイベント延期の“点と線”…体調不良説が再燃するウラ