太平洋が揺れたら日本で2週間後に地震が来る?SNSで話題になった「バヌアツの法則」の真相

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 地震予知に関するデータを集めるのは一筋縄ではいかない、地道な根気のいる作業なのだ。

■近い将来、南海トラフ地震、首都直下地震は必ず起こる!

 さまざまな観測データから山内さんは現時点での日本の状況をどのように考えているのか? 巷で盛んにいわれている南海トラフ地震や首都直下地震は近い将来あると見ているのか?

「あると思いますね。周期的な考え方でいけば、どちらの地域でも繰り返して大地震が起きているわけですから。特に南海トラフは前回起きてから70数年経っています。通常は90年くらいの周期ですから、そろそろ危ないでしょうね。また、東日本大震災のようなプレート境界型巨大地震が起きるとアウターライズ(沈み込む前の海洋プレート)で再び大きな地震が起きることがありますが、東日本大震災の場合は今のところそれがないので逆に心配です」

「いつどこで大地震が起きても不思議ではない」と言う山内さんが今、特に注意しておきたいエリアを挙げてくれた。


「まずは山口県周辺ですね。今、ここでは人が感じることのない小さな地震がたくさん起きていて活動が活発になっていることが分かります。あとは佐渡付近。能登半島地震で地盤の歪みの形が変わりましたが、能登では余震が起きているのに佐渡付近ではまだ大きな地震は起きていないのがかえって気になります。さらに最近、北海道も活発になってきました。ここにも警戒が必要でしょうね」

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