職場での“ため息”が気になる…かまってちゃん? SOSのサイン? 心理状態と空気を乱さない対処法
職場の後輩がため息をつく心理
職場で後輩がたびたびため息をついていると、「大丈夫かな?」と気になったり、「職場の空気が悪くなる…」とモヤモヤしたりしますよね。声をかけていいのか、放っておいたほうがいいのか、悩む人も多いのではないでしょうか。
今回は、職場の後輩がため息をつくときの心理と対応のポイントを詳しく解説します。
職場の後輩がため息をつく背景には、さまざまな心理が隠れています。ここでは、代表的な4つを紹介します。
1. ストレス・不満がたまっている
まず考えられるのが、ストレスや不満がたまっていて、それがため息という形で表に出てしまっているケースです。
仕事の量が多すぎたり、上司や取引先とのやりとりが負担になっていたり…。もしかすると、直属の先輩であるあなたへの不満がため息になって表れている、なんて可能性も!?
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2. 構ってもらいたい
ため息をつくことで、「誰か気づいて」「助けて」と周囲にSOSを出している場合もあります。「どうしたの?」とあなたが声をかけてくれるのを待っているのかもしれません。
本人も自覚がないまま、周りの気を引きたくてため息が増えていることも。
3. 無意識
本人はため息をついているとまったく気づいていないケースも多いです。ため息がクセになっている状態なのかも。
特に疲れているときや、業務に没頭しているときなどは、深く息を吐き出すクセが出やすくなるようです。
4. 集中力が低下した
集中力が切れてきたとき、人は自然とため息をついてしまう傾向にあります。「疲れてきたな」「一息つきたいな」という気持ちから、ため息をついていることも珍しくありません。
職場の後輩がため息をつくときの対応
では、後輩がため息をついているとき、先輩としてはどう対応するべきなのでしょうか。
1. まずは様子見
まずは過剰に反応せず、しばらく様子を見守るのが無難です。日常的に関わる後輩であれば、定期的な1on1ミーティングの中で「最近どう?」とさりげなく様子を聞いてみてもいいでしょう。
突然ため息が増えた、という場合は注意深く様子をチェックしてみて。
2. 「何かあった?」と声をかける
もしため息が頻繁に続くようであれば、声をかけてみて。「何かあった?」と優しく尋ねることで、後輩も本音を吐き出せるかもしれません。無意識でため息をついていた場合は、自分のため息のクセを自覚するきっかけになります。
ただし、「ため息つかれると空気が悪くなるんだけど」と責めたり、相談されたときに「そんなことで悩んでるの?」と否定したりしないように配慮を。精神的に辛い状態に追い込まれている可能性があるので、とにかく優しく寄り添う形で声をかけてあげてくださいね。
3. あまりに酷いなら上司に相談
声をかけても改善されず、職場の空気が悪くなってきたと感じた場合は、自分ひとりで抱え込まず、上司に相談するのも一つの手段です。「注意してもいいのか分からない」「関係性が微妙で声をかけづらい」などの事情がある場合は、第三者の力を借りることで、ベターな対応が取れるようになるかも。
職場の後輩がため息をつく心理はさまざま
後輩がため息をつく理由は、ストレスや無意識、周囲へのアピールなどさまざま。まずは見守り、必要に応じて声をかけてあげる姿勢が大切です。
職場はあくまで働く場だからこそ、お互いに心地よく過ごせるよう、適切な距離感で対応していきたいですね。
(コクハク編集部)