参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱
しょっぱなから悪目立ちしていた。
臨時国会が召集された1日、先月の参院選で当選した参政党議員が、国会に初登院した。
午前8時半過ぎ、神谷宗幣代表を先頭に、14人の新人議員が一斉に正門前に姿を現した。オレンジ色のTシャツなどを身に着けた20人ほどの支持者が駆けつけ「ガンバレー!」との声が飛び交う中、ぞろぞろと列をなして歩く“参政党ご一行”。肩で風を切り歩くさまは、どこか異様な雰囲気だった。
国会議事堂の中央玄関前に着くと、議員らは報道陣の取材に応じた。東京選挙区で初当選したさや氏(本名・塩入清香)のもとには、20~30人が殺到。党スタッフが「1人1問で、5分くらいでお願いします」と呼びかけ始まった囲み取材では、選挙期間中の発言をめぐり厳しい質問が飛んだ。
「『核武装が最も安上がりで、最も安全を強化する策のひとつ』と話していたが、国会でもこうした主張をしていくのか」と問われたさや氏は、「党の方針に従うつもりです。細かい部分については後日ご報告できたら」と、ボソボソと答えた。