高野洸は同郷の大スター“藤井フミヤ”を追いかけたい。実は過去2回の紅白出場、3度目を目指す目標とは

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コクハク

 ミュージカル『刀剣乱舞』の主演や、近年では帝国劇場での舞台『キングダム』主演など、舞台を中心に、歌手やダンサー、俳優として活躍している高野洸さん(28歳)。

 第二次世界大戦終結後80年となるこの夏は、日本に駐留していた兵士と結婚し、相手国へと渡った実在の日本人女性の半生をモデルに愛を伝える舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』に参加。現代との架け橋となる舞台オリジナルのキャラクターであるジャーナリストを演じます。

 小学生からキャリアをスタートさせた高野さんに、素顔が感じられる地元の大先輩とのステキなエピソードを教えてもらいました。チェキプレゼントもお見逃しなく!

【関連記事】高野洸さん【サイン入りチェキ】を1名にプレゼント!│舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』

藤井フミヤさんの背中を追いかけたい

――高野さんは早くから芸能活動をされています。地元は福岡県の久留米ですが、今年、「くるめふるさと大使」に就任されました。久留米というと、松田聖子さんや、チェッカーズのみなさん、俳優の田中麗奈さんや桜井ユキさんなど、スターを多く輩出している印象があります。

 たしかに久留米と聞くとそうですね。ただ僕は小学6年生の頃から芸能活動をさせてもらっていて、それより小さいころって、自分の地元から芸能界で活躍する方がいるとかあれこれ考えたりしたことはありませんでした。

 それで、芸能のお仕事をスタートさせてから、藤井フミヤさんと地元の学校が同じだったことを知ったんです。

※高野さんは2009年『天才てれびくんMAX』(NHK教育)に出演。2014年にはユニットDream5として『妖怪ウォッチ』(テレビ東京)のエンディングテーマ「ようかい体操第一」を担当している。

――そうなんですね!

 しかもちょっとしたご縁があって、フミヤさんのおうちにお邪魔させていただく機会があって。フミヤさんはいらっしゃらなかったんですけど、「後輩に芸能界で頑張っている子がいるんだよ」と伝えてくれていたみたいで、僕にサインを残してくれていたんです。

 それが嬉しくて、地元の大先輩の背中を追いかけたいなと思うきっかけになりました。

「3回目」の紅白歌合戦には自分の実力で!

――そこから、特に舞台では『刀剣乱舞』や『キングダム』などの、普段、舞台を観ない層でも知っている作品の真ん中に立たれてきました。『刀剣乱舞』では、2度目のNHK紅白歌合戦の舞台にも立ちました(1度目は「ようかい体操第一」)。あのパフォーマンス、すごく覚えています。反響はありましたか?

 すごかったです。今おっしゃっていただいたように、「2回目だね。すごいね」と思ってくださる方もたくさんいて、そういう声は本当にありがたいなと思いますし、運がいいなと思います。

 両方とも話題の作品に出させてもらっていたので、自分は運よく出られたと思います。でもだからこそ、3回目は自分自身の実力で出られたらなと思います。

戦争がテーマの舞台で考えたこと

――この夏は、舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』に立ちます。“戦争花嫁”が題材になっていますが、この言葉やそのことを知っていましたか?

 知らなかったです。今回、この作品のモデルになった桂子さんのドキュメンタリー映画を観させていただいたことで、当時の状況などを知りました。

 なるべく平和でありたいと願うがゆえに、触れると悲しい気持ちになってしまうこともあって、正直、どうしても戦争とかって、言葉も避けてしまいがちでした。こうして向き合わせてもらえるのは、とてもありがたいことで、自分も進化しながらみなさんに伝えていける役目として、当時の状況を、自分にしっかり馴染ませて思い浮かべて演じていけたらと思っています。

――ご自身のご家族や身近な方から、戦争のお話を聞かれたことは。

 世代としては曾お祖母ちゃんとかが戦争を体験していると思うのですが、親戚がそういった会話をし出しただけで、耳をふさいでしまうようなところが、小学校低学年くらいまではありました。今からするとありえないことがたくさん起こっていたんですよね。

 でもこうして当時のことを言葉でつないで話してくださるのは本当に貴重ですし、僕も語り継ぐ立場になるので、今は、しっかりと学んでいきたいという気持ちです。

「一歩は大きい」演出家にもらった言葉

――繋げていくというところでは、先輩や演出家の方などから、なにかこれまで大きな影響を受けた言動がありましたらひとつ教えてください。

 舞台の演出家の方からは「舞台上の一歩は大事だ。一歩は大きい。でも大したものじゃない」という一見矛盾しているんですけど、その通りだなという言葉が、自分のなかでずっとぐるぐる回っています。

――舞台上の一歩の大きさと小ささですか。物理的であり哲学的ですね。

 表裏一体なところがあって。足の一歩だけでいうと、足を踏み出すその少しだけに感情が見えるので、踏み出すにも勇気がいることなんです。

 でも舞台全体からみると、すごく小さかったりするので、そこへの勇気はいらなかったりする。動きとしては小さいけど、価値は大きいし。それによって何かが伝わるかもしれないですし。難しいですね。

――本作でも細やかな動きが出てきそうです。『WAR BRIDE』は、高野さんを通じて普段は観なかった戦争ものに触れる人がいる作品かもしれませんし、もしかしたら新たに高野さんと出会う人もいるかもしれません。

 そうですね。いつも応援してくださっている方々には、日々ありがとうございますと感謝しています。今回、いろんな方に観に来ていただけるでしょうし、会場も大きいです。そうした方々にも認めてもらえるようなお芝居をできればいいなと思っています。

ヘアメイク/m.o.
スタイリスト/村井素良

舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』概要

舞台『WAR BRIDE -アメリカと日本の架け橋 桂子・ハーン-』
8月5日~27日 よみうり大手町ホールほか

●公式サイト https://www.warbride-stage.com/

チェキプレゼント応募要項

 高野洸さんのサイン入りチェキを1名にプレゼントいたします。

■応募条件
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■応募締切
 2025年8月18日(月) 23:59

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(望月ふみ)

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