赤羽「藤乃湯」でまさかの懐メロ4セット。男梅面でガマンしたよぉ~
藤乃湯(赤羽)
JR赤羽駅南改札東口からイオンスタイル方面に15分ほど歩くと、北運動場の先に高い煙突が見えてきたぞ。創業70年ほどの「藤乃湯」っス。下足場の木札を手にフロントで入浴料+サウナ代850円を払うと、ビート板とサ室キーを受け取り、お邪魔しま~す。タオルセット代は200円。
天井が高い脱衣場でマッパになり、浴場の扉を開けると、巨大な竹林のラバーパネルがすがすがしいですねぇ。「湯は地下約60メートルからの井戸水を薪焚きしています」と3代目の佐藤裕亮さん。店名は名字の“藤”から命名したそうです。
洗い場で汗を流したら42度の白湯にザブン。まろやかなバイブラが気持ちよかぁ。やっぱり薪焚きはサイコーです。浴槽の一角には、冷水枕付きで背中と腰、ふくらはぎなどにボボボの座風呂が3床。もう1つの浴槽は健康薬用風呂で40度。当日は、パインアメの湯が懐かしい香りを漂わせてましたよ。それでは、サウナに参りましょう。
ドアを開けると、おおっ、懐メロが静かに流れてるじゃん。大好きなミュージックサウナ、やっほー。右手に設定90度の遠赤外線ガスストーブを見ながら、正面のストレート2段ベンチ上段にビート板を敷いてどっこいしょ。スギ造りのベンチは余裕で4人座れる広さっス。壁の5分計砂時計はパスして、2曲1セットでいくぜぃ。
ストーブ前にぶら下げられた香太くんの香りにリラックスしながら、1曲目は山下達郎の「ライド・オン・タイム」に耳を傾けよう。隣のマッチョ青年は、このファルセット(裏声)が分かるかなぁ。サウナ帽を目深にかぶって「われ関せず」とばかりに全集中ですよ。
激アツじゃなくても、シッカリとした熱さがほどよく、鼻のチクチク感が気持ちいい。2分ほどで玉汗が滴ってきて、1曲終わったころには滝汗状態。松田聖子の「あなたに逢いたくて」を聴き終えた59歳はフラッフラなのに、先客のマッチョ青年は微動だにしないわ。若いっていいよねぇ。白旗を揚げて退室デス。