丸亀製麺「年収最大2000万円」の仰天…「外食チェーン店長=稼げる」時代がやってきた?

公開日: 更新日:

 ただ、外食業界の人手不足が深刻化しているのは事実だ。長時間労働が常態化し、他業種と比較しても低い給与水準が求人のネックになっている。こうした大胆な賃上げで今後、外食チェーンの店長は魅力的な職業になるのかどうか。外食ジャーナリストの中村芳平氏はこう言う。

「2000万円などの年収は、一般企業でも役員クラス。大手外食チェーンの資金力をもってしても、そこまで昇給できる社員は一握りではないでしょうか。そもそも、こうした賃上げ戦略はやはり、求人面での宣伝効果の意味合いが大きい。飲食店は店長次第で売り上げが4~5倍になることがあり、優れた店長を昇格させ、広告塔の役割を担わせると考えられます。いずれにせよ、外食業界がキツイ仕事なのは変わらない。裏を返せば、ここまで給料を引き上げないと人が集まらないということです」

 誰でも高収入が期待できるわけではなさそうだが、実力次第の時代ということだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情