“イヤホン女子”は狙われる? 知っておきたい夜道のNG行動と自衛テクニック
常に意識したい防犯策
悲しいことに、女性をターゲットにした物騒な事件が続いています。日頃から防犯意識を高め、対策をしておきましょう。今回は特に危険度の高い、夜道で一人歩きする際にみんなが実践している防犯方法を紹介します。
まずは特別な準備のいらない、今日からできる防犯エピソードから。
1. イヤフォンは外して歩く
「以前は夜道でもイヤフォンをして音楽を聴いていましたが、一人歩きのときは絶対に外すようにしています。
以前ナンパに気づかず、突然肩を叩かれてビックリしたことがあったので…周囲の音が聴こえない状態だと、危険な人が近寄ってきても気づくのが遅れてしまうし、そもそも『あいつは襲いやすそう』とターゲットにされやすいと聞きました」(27歳・接客)
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2. 誰かと通話している風を装う
「帰宅中は誰かと通話をするか、通話している風を装っています。もうすぐ誰かと合流する、あるいはすぐに危機を察してくれる相手がいる…そういうことをアピールするのは、犯罪者の抑止力になるはずですから」(36歳・営業)
3. 早足で歩く
「早足の方が話しかけられにくいです。日中のナンパもそうなので、できるだけ近寄りがたい雰囲気にするため早足に。夜道を一人歩きする時間を1秒でも短くしたいですし」(24歳・保育士)
4. 交番や店の場所を把握しておく
「暗い道を歩くときは、ゴールまでの避難所をすべて把握してからスタートしています。交番やコンビニ系のお店など、有事の際にすぐに飛び込めて、必ず誰かがいる場所は知っておきたいです」(32歳・事務)
5. 遠回りでも大通りを選ぶ
「自宅への最短ルートは人通りが少ないため、遅い時間の帰宅になったら、遠回りでも大通りを選んでいます。人通りもあるし、街灯やお店もあって明るい方が安全です」(42歳・司書)
6. 鍵を開ける前に周囲を確認
「オートロックのマンションに住んでいるのですが、キーを持っていない怪しい人が一緒に入ってきそうになったことがありました。
過去に女性が自宅の鍵を開けたとき、後ろから押し入られた事件もありましたよね。ロックを解除する前には、必ず周囲を確認するようにしています。鍵をかけるまで、気は抜かない方がいいと思います」(29歳・エンジニア)
防犯グッズを持ち歩く
夜道の一人歩きをどうしても避けられないときのために、防犯グッズを携帯しておく人も増えています。
1. 防犯ブザー
「85dB以上の大音量の防犯ブザーを、バッグの見える位置につけています。手を伸ばせばすぐに使用できるのは安心感がありますし、警戒心をアピールできるので、不審者避けのお守りの意味もあります」(31歳・販売)
2. 催涙スプレー
「防犯用に販売されている催涙スプレーを、常にバッグに入れています。コンパクトで荷物になりにくいし、いざというときにすぐに取り出せるのでおすすめです。
そして大事なのが、前もって練習をしておくこと。どのくらいの力加減で使えるものなのか、スプレーの噴射される方向はどっちなのかなどを、あらかじめ知っておいた方がいいです。焦って使えないことって絶対あるので」(40歳・主婦)
3. 防犯アプリ
「学生の娘のスマホには、防犯アプリを入れています。現在位置やSOSが家族に伝わるようになっているもの。
警察の防犯アプリだと、『見守りパトロール機能』で地域の不審者情報やパトロール情報がチェックできるので、こちらも重宝しています」(48歳・経理)
できるだけ実践をしてみよう
毎日を安全に過ごすために、できる防犯対策はすべて実践しておけるといいですよね。
あなたの防犯エピソードも、ぜひ編集部に教えてください。
(コクハク編集部)