吉井理人は自ら録画予約し「いってきますわ」…勇んで球場入りも、中継開始前にKOされていた

公開日: 更新日:

最多賞左腕・阿波野秀幸氏による「細腕奮闘記」(第7回=22年)を再公開

 日刊ゲンダイではこれまで、多くの球界OB、関係者による回顧録や交遊録を連載してきた。

当事者として直接接してきたからこそ語れる、あの大物選手、有名選手の知られざる素顔や人となり。当時の空気感や人間関係が、ありありと浮かび上がる。

 今回はロッテ吉井理人氏について語られた最多勝左腕・阿波野秀幸氏による「細腕奮闘記」(第7回=2022年)を再公開。年齢、肩書などは当時のまま。 

  ◇  ◇  ◇

 2連勝がリーグ優勝の絶対条件だった1988年10月19日のダブルヘッダー。

 第1試合は同点で迎えた九回2死から、梨田昌孝さんのタイムリーで九死に一生を得た。ブルペンにいた私が思わず「やったー!」と叫んだその直後だった。ベンチからコーチが来て「ちょっと急いでやってくれ。準備してくれ」と言われた。

 五回あたりでブルペンに来たものの、何しろ2日前に128球を投げたばかり。ダブルヘッダー2試合のうち、どちらかでリリーフ登板があるかもしれないと覚悟はしていた。だからこそブルペンにいたとはいえ、八回からはその年、10勝2敗24セーブで守護神の吉井理人が投げていた。私は梨田さんの勝ち越し打をファンと一緒になって喜んだくらい。あとは吉井が九回を抑えてくれるだろうと思った直後にベンチから声が掛かった。ブルペンにいながら半分は傍観者だったタイミングでの指令だけに、何より気持ちの切り替えが難しかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁、「ヒマチの嬢王」発表も地上波新作は遠い…7月には「仕事なさすぎ」報道も

  2. 2

    【12球団】プロ野球2026年 戦力外通告選手(随時更新)

  3. 3

    “電撃結婚”久保建英と福原遥の接点は?「お忍びでスペインまで…」の証言も

  4. 4

    個人国債の税優遇で預金流出の懸念…銀行にとっては頭痛の種に

  5. 5

    萩本欽一〈50〉世にも奇妙な父の最期「医師が『ご臨終』と言った後に、首がぐーって動いてさ」

  1. 6

    高市首相がお気楽でいられるのも今日までだ 臨時国会であなたに聞きたいことは山ほどある

  2. 7

    広島「松田帝国」が崩壊危機…小園海斗ら4人を切り捨て、球団トップは居座る“恐怖支配”の末路

  3. 8

    非情の大増税が10.1スタート…高市政権のフリーランス潰し「インボイス制度」改悪で納税額が1.5倍に

  4. 9

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  5. 10

    佐伯耕三内閣広報官また大炎上! 高市首相×トランプ大統領の“写真捏造”疑惑に「皮肉反論」で火に油

おすすめ求人情報

データ入力・タイピング/電話ナシオープニング大量募集 バックオフィス事務
トランスコスモスパートナーズ株式会社 東京都 中野区 派遣社員
時給1,800円~1,900円
理容師スタイリスト/オープニング/歩合率平均53%/保証給35~50万/週1~OK/集客不要
有限会社PAPA'S&MAMA'S 大阪府 大阪市 業務委託
月給35万円~50万円
「越谷/店長・副店長」子ども靴ブランド「IFME」/新店舗オープニングスタッフ
丸紅コンシューマーブランズ株式会社 埼玉県 越谷市 正社員
年収348万円~450万円
アイリスト オープニングスタッフ 完全週休2日
人が集まり次第、武蔵小杉にオープン予定のアイラッシュサロン 神奈川県 川崎市 業務委託
Sponsored by 求人ボックス