若手社員に「残業キャンセル界隈」増加中だって? それなら管理職は“指導キャンセル界隈”で
ちょくちょく見かける「キャンセル界隈」というネットスラング。最近では「残業キャンセル界隈」が話題だ。
発端は、ITmediaビジネスオンラインが8日に配信した〈「残業キャンセル界隈」名乗る若者が増加中…… 上司はどう向き合うべき?〉と題した、経営コンサルタントの横山信弘氏による記事。
締め切りが明日の仕事があるはずなのに、定時になるとスッと席を立って消える若手社員に悩める営業部長……なんてエピソードから始まる記事だが、「もともと『キャンセル界隈』という言葉が広まったのは『風呂』からですね」と情報誌編集者がこう続ける。
「3~4年前には『風呂に入ろうと思ったけど、やっぱ寝ちゃった』みたいな自虐ネタで風呂キャンセル界隈といった使い方をしていました。勉強も同じで、『勉強しようと思ったけど、動画ばかり見ていた』なんて感じで勉強キャンセル界隈。それが最近は、残業もそうですが、『あえて~しない』といったニュアンスが含まれるようになった印象があります」
俺はワークライフバランスを考えているから、あえての残業キャンセル界隈といったところか。ITジャーナリストの井上トシユキ氏は「自意識過剰というか、辟易しますね」とこう話す。