(1)健康食品は「お守り」…日頃の努力があってこそ健康に役立つ

公開日: 更新日:

 9000億円市場に膨れ上がった健康食品は無視できない存在だ。本当に健康に役立つのか? それはどんな条件下なのか? 健康食品の正しい向き合い方について、藤田医科大学名誉教授で一般社団法人日本食品安全協会代表理事でもある長村洋一鈴鹿医療科学大学客員教授に話を聞いた。

 長村教授は薬剤師・薬学博士の立場から、多くの健康食品問題の相談に乗ってきた健康食品問題の専門家で、「健康食品で死んではいけない」(講談社)の著書もある。

「かつて私は健康食品に否定的でしたが、いまは健康に役立つ健康食品が増えてきたと思っています。ただ、健康食品は健康のために努力する人にとっての“お守り”のような存在であり、日頃、努力しない人には役に立ちません。受験生がまったく勉強せずにお守りだけで合格することができないのと同じで、健康食品だけで健康になることは絶対にありません」

 例えば、二日酔い防止でおなじみのウコンのサプリを飲んでいるから、いくらでもお酒を飲んでもいい、というのは本末転倒。そんな使い方は逆に体調を壊すことになりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵含むプロ注目の高校生「甲子園組」全進路が判明! 県岐阜商・横山温大は岐阜聖徳学園大へ

  2. 2

    カズレーザーと電撃婚の二階堂ふみが向き合う“離婚家系”のジンクス…2人の価値観の食い違いが明らかに

  3. 3

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  4. 4

    巨人・坂本勇人&田中将大が現役続行へ…シーズン終盤でともに来季への好材料も

  5. 5

    二階堂ふみと電撃婚のカズレーザーはレギュラー2本消滅…共に人気女優射止めた山里亮太と"好感度"で明暗

  1. 6

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  2. 7

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  3. 8

    自民党総裁選「小泉進次郎vs高市早苗」の一騎打ちにとんだ“伏兵”現る

  4. 9

    カブス今永昇太はポストシーズンの働き次第で「84億円」ゲット...去就はいまだ未定

  5. 10

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」