(1)健康食品は「お守り」…日頃の努力があってこそ健康に役立つ

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 9000億円市場に膨れ上がった健康食品は無視できない存在だ。本当に健康に役立つのか? それはどんな条件下なのか? 健康食品の正しい向き合い方について、藤田医科大学名誉教授で一般社団法人日本食品安全協会代表理事でもある長村洋一鈴鹿医療科学大学客員教授に話を聞いた。

 長村教授は薬剤師・薬学博士の立場から、多くの健康食品問題の相談に乗ってきた健康食品問題の専門家で、「健康食品で死んではいけない」(講談社)の著書もある。

「かつて私は健康食品に否定的でしたが、いまは健康に役立つ健康食品が増えてきたと思っています。ただ、健康食品は健康のために努力する人にとっての“お守り”のような存在であり、日頃、努力しない人には役に立ちません。受験生がまったく勉強せずにお守りだけで合格することができないのと同じで、健康食品だけで健康になることは絶対にありません」

 例えば、二日酔い防止でおなじみのウコンのサプリを飲んでいるから、いくらでもお酒を飲んでもいい、というのは本末転倒。そんな使い方は逆に体調を壊すことになりかねない。

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