賃貸住宅の家賃値上げをめぐるトラブル急増…突然の通告に借主はどう対応したら?

公開日: 更新日:

 賃貸住宅の家賃値上げを巡るトラブルが急増中だ。首都圏をはじめ全国の消費者センターには2023年ごろから値上げを巡る相談が相次いでいる。

「突然書面が来て家賃値上げを迫られた。2万円の値上げを通告され、断ると立ち退きを迫られたというケースもある」(国民生活センター相談員)

 家賃の値上げトラブルの多発から8月31日「東京借地借家人組合連合会」は「賃料値上げトラブル110番」の無料電話相談を実施した。同会の結城祐弁護士が述べる。

「当日、2時間で30件を超えるトラブルの相談がありました。1万円台の値上げ通告が多く、いまの生活状況では1万円の値上げは苦しいという声や、値上げを断れば契約解除されるかといった相談も多いですね」

 そしてこう話す。

「家賃の値上げは借家人の同意が必要で、値上げを拒むこともできますが、なかには訴訟まで発展するケースもあります。私が今担当している訴訟案件の中には、3倍の値上げを迫られているというケースもあります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵含むプロ注目の高校生「甲子園組」全進路が判明! 県岐阜商・横山温大は岐阜聖徳学園大へ

  2. 2

    佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れていた

  3. 3

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  4. 4

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  1. 6

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  2. 7

    焦る高市早苗氏“八方美人”路線の成否は…総裁選出馬会見で野党に露骨な秋波、公明党もヨイショ

  3. 8

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意

  4. 9

    星野監督の鉄拳は「戦略」だった…楽天時代の俺は分かった上であえて皆の前で怒られていた

  5. 10

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?