崖転落の少年と救助犬が感動の再会! 米ミズーリ州で起きた奇跡的な救出劇が話題
米ミズーリ州で起きた捜索犬による奇跡的な救出劇が注目を集めている。
今年7月27日、同州ファーミントンのグースクリーク湖近くでコーディ・トレンクル君(14)が友人たちとスケートボードを楽しんでいた最中に、バランスを崩し、約73メートルの険しい崖から転落してしまった。
すぐに地元警察、消防などによる大規模な捜索が開始されたが、転落した崖下は密林と急峻な地形で、目視による捜索は困難を極めた。
捜索3日目に投入されたのが、ファーミントン刑務所所属の捜索犬のダリル(写真=同刑務所のフェイスブックから)。優れた嗅覚で知られる犬種ブラッドハウンドで、6歳のオスだ。
ダリルは家族から提供された靴の臭いを手掛かりに捜索を始めると、わずか20分でコーディ君の場所を特定。救助されたとき、コーディ君は崖下の水たまりに横たわり、脱水症状、脳出血、肺炎、深い切り傷などを負っており、あと少し発見が遅れていれば命が危うい状態だった。直ちにヘリで病院に搬送され、約1カ月の入院の結果、無事に退院した。
先日、コーディ君はダリルと喜びの再会。「あと数時間あの場所にいたら生きてなかったよ」と語りかけ、ダリルを抱きしめた。その様子を地元メディアなどが報道し、改めて話題になっている。