中高年に忍び寄る違法カジノの足音…「不利な賭け」とは何かを知るべし
「パチンコをするためにウソをついた」
「使ってはいけないお金を、使ってしまった」
このフレーズを見たり、聞いたりしたことはあるだろうか。
これはパチンコ屋のトイレに貼ってある「リカバリーサポート」の広告だ。いわゆる「ギャンブル依存症」のための電話無料相談の案内。パチンコ好きのシニアならば、心当たりがあるだろう。
そのようななか、「違法カジノ」の足音が、ひそかにシニアに忍び寄っている。
「ボーナスポイントを付与!」とか「一獲千金も可能!」などと言葉巧みに、情報弱者(?)であろうシニアたちのお財布に手をかけようとしている。
「ちょっとだけ」なんて軽い気持ちでやったら、ケツの毛まで抜かれてしまう。彼らは一定のプログラムの下で、“羊”たちを育てているのである。
それでもハマってしまったら、本当にギャンブル依存症の更生施設にお世話になるしかない。
ただ、ここでは同じ悩みを抱える仲間たちと話し合ったり、生活習慣の改善、依存症のメカニズムを知ったり、家族も対応の仕方などを学んでいく。