中高年に忍び寄る違法カジノの足音…「不利な賭け」とは何かを知るべし
でも、これは本当の解決策にはならないんじゃないか--なぜならば、彼らは賭け事をするときにドーパミンを分泌し、ある種の快感を覚えている。これを治すのは至難の業だ。では、いったいどうしたらよいか──。
個人的には「勉強」するしかないと考えている。それで治るかどうか分からないが、「確率」「統計」を一から学び、自分がいかに「不利な賭け」をしているかを知るべきなのだ。
ギャンブルには必ず「胴元」が存在し、こいつらが着実に利益をせしめている。自分の損益をエクセルに入力し、それをグラフ化。ちょっと難しいが「回帰分析」を使って、グラフを「直線化」するのだ。
ほら、完全に「右肩下がり」になっている。「なになに、1回行くごとに5000円負ける計算?」
そうそう、この“角度”が地獄への入り口なのである。
「あなたどこへ行ってたの? またパチンコでスッてきたの!?」
「いや、悔い改めようと思ってパソコンを買ってきた。エクセルを勉強しようと思って……」
ほ~ら、できるじゃないか。これが老後を無難に過ごす秘訣。夫婦円満への入り口となる……ハズ(笑)。