著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

中高年に忍び寄る違法カジノの足音…「不利な賭け」とは何かを知るべし

公開日: 更新日:

 でも、これは本当の解決策にはならないんじゃないか--なぜならば、彼らは賭け事をするときにドーパミンを分泌し、ある種の快感を覚えている。これを治すのは至難の業だ。では、いったいどうしたらよいか──。

 個人的には「勉強」するしかないと考えている。それで治るかどうか分からないが、「確率」「統計」を一から学び、自分がいかに「不利な賭け」をしているかを知るべきなのだ。

 ギャンブルには必ず「胴元」が存在し、こいつらが着実に利益をせしめている。自分の損益をエクセルに入力し、それをグラフ化。ちょっと難しいが「回帰分析」を使って、グラフを「直線化」するのだ。

 ほら、完全に「右肩下がり」になっている。「なになに、1回行くごとに5000円負ける計算?」

 そうそう、この“角度”が地獄への入り口なのである。

「あなたどこへ行ってたの? またパチンコでスッてきたの!?」

「いや、悔い改めようと思ってパソコンを買ってきた。エクセルを勉強しようと思って……」

 ほ~ら、できるじゃないか。これが老後を無難に過ごす秘訣。夫婦円満への入り口となる……ハズ(笑)。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性