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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

中高年に忍び寄る違法カジノの足音…「不利な賭け」とは何かを知るべし

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 でも、これは本当の解決策にはならないんじゃないか--なぜならば、彼らは賭け事をするときにドーパミンを分泌し、ある種の快感を覚えている。これを治すのは至難の業だ。では、いったいどうしたらよいか──。

 個人的には「勉強」するしかないと考えている。それで治るかどうか分からないが、「確率」「統計」を一から学び、自分がいかに「不利な賭け」をしているかを知るべきなのだ。

 ギャンブルには必ず「胴元」が存在し、こいつらが着実に利益をせしめている。自分の損益をエクセルに入力し、それをグラフ化。ちょっと難しいが「回帰分析」を使って、グラフを「直線化」するのだ。

 ほら、完全に「右肩下がり」になっている。「なになに、1回行くごとに5000円負ける計算?」

 そうそう、この“角度”が地獄への入り口なのである。

「あなたどこへ行ってたの? またパチンコでスッてきたの!?」

「いや、悔い改めようと思ってパソコンを買ってきた。エクセルを勉強しようと思って……」

 ほ~ら、できるじゃないか。これが老後を無難に過ごす秘訣。夫婦円満への入り口となる……ハズ(笑)。

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