土の細菌が発電!実用化目指す英国のスタートアップ企業が注目集める
土の中にいる細菌の働きで発電する──そんな次世代エネルギー技術の実用化を目指す英国のスタートアップ企業が注目を集めている。
話題の企業は、英南西部バースにある「バクテリー」。バース大学発のスタートアップで、土壌中の微生物が有機物を分解する際に放出する電子を回収し、継続的に発電する「土壌微生物燃料電池(SMFC)」を開発している。
SMFCは太陽光や風力と異なり昼夜や天候の影響を受けにくく、土の中に設置したまま電力を得られるのが特徴。複数のプロトタイプを連結することで、電流として活用できるレベルまで高められている。
現時点で想定されている主な用途は農業分野で、農地における土壌水分計や温度計、通信機器などの電源を確保し、長期間稼働させることを目指している。
同社創業者でCEOのヤクブ・ジェギエロフスキ氏(写真=中央、英バース大学の公式サイトから)によると、最終的な目標は1立方メートル当たり4ワットの出力を実現すること。装置はメンテナンス不要で約30年間の使用を想定しており、将来的には大型化して完全に地下へ埋設できるようにしたいという。
さらに、「一般的な広さの庭に設置すれば、家庭の電気料金の大部分を年間を通じて相殺できる可能性がある」との見通しを示している。

















