日本の警察官は中国人に人気がある 目線を合わせて職務質問する動画がSNSで拡散
日本の警察は意外にも在日中国人、特に中国人観光客に人気である。片足をひざまずいて、乗用車のドライバーと目線を合わせ職務質問している動画が「それこそ市民の公僕だ」と褒め称えられSNSで拡散された。共産主義の中国では警察は絶対権力で民間人には上から目線が基本。日本とは雲泥の差がある。
私は10年間司法通訳の仕事を通じ、延べ4桁ほどの刑事さんに出会った。彼らの存在は自分の人生に影響を与え、印象深い人たちが多かった。
私に司法通訳という貴重な経験のチャンスを与えてくれた、マル暴のJ警部補。どちらが“マル暴”かわからないド派手な格好をしていたが、実は仕事熱心で勉強熱心。警察での語学研修をきっかけに英語の歌が趣味になり、今は定年してジャズシンガーに変身。第2の人生を謳歌している。彼の推薦がなければ貴重な体験はできなかったので感謝このうえない。
司法通訳として初めての仕事現場で事件の捜査を指揮したY警視。明晰な頭脳と鋭い眼力で多くの事件を明快に解決。川崎で起きた密入国者による蛇頭殺人事件を調査するため、渡航して密入国者の地元に乗り込んだこともあった。スペシャリストとしてキャリアを積み、警視まで極めた。引退して故郷に戻ったが、今でも畏友として人生の先輩として親しく付き合いをさせてくれている。