ウェルビーイングな生き方(下)若い世代の5%の動きがイノベーションを起こせば幸福な社会に

公開日: 更新日:

 ──社会の多様性と幸福度の関係です。国民の価値観が多様化し、国内には外国人労働者が200万人います。融合、共生のポイントは?

前野 日本の良さは、教育水準が高いことだと思います。良い教育と前向きの政策がセットになればいいんです。そうすれば、これからアジアなどからいっぱい人が入ってきても、100年後にはお互いの価値観を認め合える多様性に富んだ国になるし、文化をちゃんと継承することも可能だと思いますね。

 ──人口減、少子化解決のための新ビジネスや政策は?

前野 イノベーションを起こして、人々の給料が増えてものを作ることが楽しいと思う社会になれば、多くの人が幸せになり少子化も解決する。「イノベーションで日本復活」というシナリオがそろそろあっていいと思うんですよ。振り子っていうのは行ったり来たりするものですからね。これからの30年、楽しみですよ。日本はPISAの学力調査で、数学は世界一。子どもたちのポテンシャルは高いんです。この先、今の若い世代が中心になってイノベーションを起こして雇用を生み出していけばいけるはずです。そういうふうに社会に前向きな雰囲気が出てくれば、多様性が自然と根付いてきますよ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動