地方自治体とたばこ税収(下)年間308億円の税収がある大阪市が進める「万博対策」の現状

公開日: 更新日:

 何とか間に合わせてほしいものである。

 市内の観光名所・大通公園で喫煙所の実証実験を行っているのは札幌市。公園と喫煙所の利用者を対象に実施した調査では「吸う人・吸わない人のすみ分け」の是非について9割以上が「良い」「やや良い」と肯定的評価を下した。あらためて分煙環境整備の重要性が裏付けられる結果だといえよう。

 一方、横浜市では9月開会の定例市議会に条例改正案が出され、これが議決されれば2025年4月から市内2700カ所の公園を全面禁煙にするという規制強化の動きが進んでいる。

 総務省は今年4月にも「分煙施設の整備促進について」の通知を全国自治体の知事らに出している。その趣旨をよく踏まえて、貴重な財源を有効に使ってほしいものである。(おわり)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑