大阪ラブホテル街が「立ちんぼ対策」に路上を黄色に塗っちゃった…その狙いと効果

公開日: 更新日:

 府警は昨年2月、「売春目的の客待ちは違法」と書かれたポスターをラブホ街に掲示。路上に座り込んで客待ちをする女や、客の姿を描いた「ピクトグラム」(図記号)を設置したが、効果は限定的だった。

「ピクトグラムの前で平気で客待ちをしていたり、図記号と立ちんぼが『まるでそこにある景色』のように一体化していた。警察官が『あなた、コレ』といってピクトグラムを指さしながら、職務質問していたほどです。今回、路上に貼ったアート作品は、水の流れや魚のデザインが同じ方向を向いています。人々の行動を誘導し、より良い選択をさせる心理学的なアプローチ『ナッジ効果』を狙っています。雰囲気を一新させるため、あえて『違法』と書かれたピクトグラムも取り外しました。排除するのではなく、街を変えるのが目的です」(前出の北川課長)

 忘年会シーズンを終えた昨年末時点で、曽根崎署管内で確認された立ちんぼはゼロ。このまま「イエロー効果」を継続できるか。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々