大阪ラブホテル街が「立ちんぼ対策」に路上を黄色に塗っちゃった…その狙いと効果

公開日: 更新日:

 立ちんぼ(客待ち行為)に歯止めをかけようと、大阪府警曽根崎署は昨年12月3日、大阪市の繁華街「キタ」のラブホテル街の道路一面を鮮やかな「黄色」に塗り替えた。犯罪のにおいがプンプンするような雰囲気を変えるためだ。

 街路灯を新たに設置して幅約4メートルの路地を長さ100メートルにわたって塗装。明るい雰囲気にするため、道路上に魚が泳ぐ10枚のアート作品をラッピングした。派手な色彩やアートは周囲から目立つため、心理的に立ちづらくなるとされている。

 この通りには3年ほど前から売春目的で客待ちをする女性が集まり、立ちんぼ目当ての男性が付近をうろうろ徘徊。昨年1年間で30人が売春防止法違反容疑で逮捕されるなど、問題になっていた。

「地域住民から『暗くて狭く、犯罪がはびこるような雰囲気を何とか変えて欲しい』という要望がありました。警察庁の科学警察研究所のアドバイスのもと、派手な色にすることで暗い路地のイメージを少しでも明るくする狙いがあり、以前とは違う場所に見えるようになります」(曽根崎署の北川龍生生活安全課長)

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?