全米注目! 妊婦と胎児殺害…連邦裁判で終身刑2回の女服役囚を州検察が起訴、死刑求刑は「二重処罰」か

公開日: 更新日:

 ウォーターマン服役囚はその胎児を持ってトラックで近所のコンビニの駐車場に行き、緊急通報。「トラックの中で出産したが赤ちゃんが息をしていない」と言って助けを求めた。

 その後、当局の調べで、医療関係者の証言からウォーターマン服役囚に出産した痕跡はなく、胎児も本人のものではないことが分かり、事件が発覚した。

 ウォーターマン服役囚は夫や周囲に「妊娠した」とウソをついており、いよいよウソがバレそうになったため、ネットで妊婦を探して、このような冷酷な犯行に及んだという。

 24年7月、ウォーターマン服役囚は連邦の裁判で「誘拐致死」と「胎児殺害」の2つの罪を認め、10月に終身刑2回の判決を言い渡された。一方、アーカンソー州検察当局はウォーターマン服役囚を殺人罪で起訴、死刑を求刑する方針を明らかにした。

 今年5月、同州最高裁は「連邦が起訴した2つの罪状と州の殺人罪は別々の罪で二重処罰には当たらない」と裁定。今後、同州の裁判でウォーターマン服役囚に死刑の判決が下されるか否かに全米の注目が集まっている。

  ◇  ◇  ◇

 信じられない世界の凶悪事件の顛末をもっと読みたいアナタは、下にある■関連記事もどうぞ!

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    お膝元の横須賀は「総理誕生」ムードに沸く? 地元住民が小泉進次郎氏に言いたいホンネを聞いた

  2. 2

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末

  3. 3

    中山競馬場フードコートに前代未聞の出店!ライバル紙の東スポ食堂を辛口採点してみた

  4. 4

    大阪・関西万博“駆け込み”必見!人気1位海外グルメ&リピーターに聞いた“穴場パビリオン”

  5. 5

    血税が国民民主党の「ホテル代112万円」に消えた…“浮かれ不倫”玉木雄一郎代表に問われる説明責任

  1. 6

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  2. 7

    9月19日から運用開始「スマホ保険証」はほぼ無意味…医療機関や患者を惑わす数々の“落とし穴”も

  3. 8

    大阪万博の目玉リング「市民公園」活用案に早くも漂うグダグダ感…コストは維持・管理含め約60億円

  4. 9

    帰国子女は"親ガチャ"の典型か…有名大入学の優遇ルートの一方で、就職活動は厳しい側面も

  5. 10

    女子大学の社会的使命は終わったのか? 武庫川女子、鎌倉女子…経営状況がいい女子大の共学化の狙い

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    号泣の渋野日向子に「スイングより、歩き方から見直せ!」スポーツサイエンスの第一人者が指摘

  2. 2

    風間俊介がジャニーズJr.のセンターの座を捨てて都立高校受験に専念した意外な理由

  3. 3

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  4. 4

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  5. 5

    侍J井端監督に大ピンチ!ヤクルト村上、阪神才木ら米挑戦組「WBC全員辞退」の可能性

  1. 6

    松重豊は福岡の人気私立「西南学院」から明大文学部に 学費の問題で日大芸術学部は断念

  2. 7

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  3. 8

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 9

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 10

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校